プラシーボ(プラセボ)(偽薬)効果について考える【前編】

運動

皆さん、こんにちは!
パーソナルトレーナのこちゃまるです!!

本日のテーマは、
僕の運動理論の中でも中核を担う重要な内容
『プラシーボ効果』について解説していきたいと思います。

プラシーボ(偽薬)効果とは?

偽薬効果(ぎやくこうか)、プラシーボ効果(placebo effect)、プラセボ効果とは、偽薬を処方しても、薬だと信じ込む事によって何らかの改善がみられることを言う(例:ただのキャンディを酔い止めと思い込ませて舐めさせると酔いがおさまる)。この改善は自覚症状に留まらず、客観的に測定可能な状態の改善として現われることもある。原病やその症状自体の改善というよりは、「薬を飲んでいる」事による精神的な安心感の方が目的となる事もあり、このような単なる安楽は通常偽薬効果には含まれないが、その区別が難しいこともある。

1955年にヘンリー・ビーチャー(英語版)が研究報告をして、広く知られるようになった。近年、喘息患者を対象にした研究で、偽薬や偽の鍼治療などをしても何ら病状(最大呼気流速)は改善されないが、主観的な呼吸苦は西洋医学的な吸入薬(アルブテロール)と同等の改善が見られた(無論、それは良くなった「気がする」だけであって病気自体は何ら改善してはいない)。これにより、偽薬だけでなく「無介入群」を設定することの必要性も提唱されている。

偽薬効果が存在する可能性は広く知られている。特に痛みや下痢、不眠などの症状に対しては、偽薬にもかなりの効果があるとも言われており、治療法のない患者や、副作用などの問題のある患者に対して安息をもたらすために、本人や家族の同意を前提として、時に処方されることがある。医師法にも、暗示的効果を期待し、処方箋を発行することがその暗示的効果の妨げになる場合に、処方箋を交付する義務がない事が規定されている。

偽薬 – Wikipedia

いきなりの長い引用すいません

要約すると、効果のない薬(偽薬)を処方しても、
効果があると信じ込むことにより、症状に何らかの変化がみられるということ。

この、プラシーボ効果について、
科学的根拠がないとか、インチキだという人もたまにいますが…

果たして、そうでしょうか?

確かに、「思い込むだけで症状が改善する…」というと、
なにか胡散臭い感じがしなくもないですが…

逆に考えたらどうでしょう?

皆さん、緊張してお腹が痛くなったり、急に声が震えだしたりした経験はありませんか?
「緊張した」と脳が感じただけなのに、体に異変が起こりますよね?

体の変化について、悪い方に変化することは当たり前のように受け入れるのに、
良い方に変化する事は、胡散臭いとなぜ考えてしまうのでしょう?

「思い込みだけで、体が良くなるはずなんてない!」っていう思い込みですよね?笑

実際、この世の中には、
まだ、科学的に根拠は示せていないけど、
実際に起こる現象なんてたくさんありますよね?
それらを全て、
「科学的根拠がないから!」と、否定しますか?

偽薬効果を都合の良いように解釈しよう

偽薬効果については、本当に科学的な話をすると難しい話になってきますし、
否定的な意見があるのも確かです。

そして、確かに、
「思い込みだけで、症状が劇的に回復する!」なんてことは僕も思っていません。

しかし、実際に、
思い込み(脳の状態)により、
体の状態が良い方に改善される経験は、
誰でも1度くらいは経験があると思います。

例えば…

前記事でも例に挙げた
「体調悪くて病院に来たが、病院に着いた途端なんか体調良くなってきた」こと

これを、何の科学的根拠もないから…と否定するのではなく、
いい方に考えれば、体もいい方に反応することあるんだなぁと、
前向きに考えた方が、
人生楽に、楽しく、ポジティブに生きていけると思いませんか?

(なんと、僕の運動理論は、自己啓発にもなっちゃうんですね!笑)

パワーバランス

偽薬効果や、それと似た現象を説明する時に僕が良く話に持ち出すのが、
2010年頃に大ブームとなった
『パワーバランス』です。

社会現象になったと言っても過言でないほど、
大流行したアレです!

この、パワーバランスは、
『プラシーボ効果』をものすごく端的に表している例だと思いますので、
このパワーバランスについて、
次の記事で詳しく解説していこうと思います。

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